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ネットショップ・ECサイトリニューアルのタイミングっていつ?

以前、会社のホームページ(コーポレートサイト)のリニューアルについてなぜ必要なのか?やメリットについて解説記事を公開いたしました。

会社のホームページ(コーポレートサイト)だけでなく、ネットショップ・ECサイトもリニューアルが必要なタイミングがあります。
基本的には会社のホームページ(コーポレートサイト)と似ている部分は多いですが、ネットショップ・ECサイトならではの判断基準がありますので、リニューアルのポイントと併せて解説いたします。

ネットショップ・ECサイトのリニューアルするタイミング

以前解説した会社のホームページ(コーポレートサイト)のリニューアルのタイミングは、主にデザインが古くなった場合 / 機能性が低下した場合(使いにくい・見にくい) / スマホ・タブレット対応ができていない場合でした。

ネットショップ・ECサイトでも共通する部分はあるのですが、会社のホームページ(コーポレートサイト)とは違う視点での注意が必要となります。

システムが古くなってきた

古くなり物事がうまくいかないイメージ

ネットショップ・ECサイトではデザインが古い事よりもシステムが古くなった場合がリニューアルの検討時期です。

ネットショップ・ECサイトとしての機能に問題が無ければデザインが古くても大きな障害となりませんが、システムが古くなった際にセキュリティの懸念が生じたり運用の妨げになったりする場合があります。

特にセキュリティに関しては自社だけでなくお客様の情報も預かっているため、小さな問題が出てきたときは後に回さずキチンと検討していきましょう。
新しい取り組みがシステムが古いせいで行えないという場合も、無理に組み込もうとせずにリニューアルを考えてみてください。

現状の事業に合わない・ブランドイメージを変えたい

汗を拭く男性から高校生へターゲットやブランドイメージを変更するイメージ

デザイン自体は古さは無いものの、商品やサービスのイメージとネットショップ・ECサイトのデザインが合わなくなってきたときは、イメージを合わせるようにリニューアルをするべきでしょう。

また、あえて新しいイメージやターゲットに切り替えていく場合もリニューアルは重要です。
例として、資生堂のシーブリーズはターゲットが「海でマリンスポーツの後に汗を拭く20~30代の男性」でしたが、2007年前後にターゲットを「高校生(女子高生)」に変更しました。
これは大胆なイメージ変更でしたが、低迷期の8倍まで売り上げを伸ばしたそうです。

現在の方向とあわない、方向転換を行いたいという時は、お客様にイメージが伝わるようにデザインを一新していきましょう。

お客様にとっても、自分たちにとっても、不便になった

スマホからホームページを操作し、不便さを感じるイメージ

“システムが古くなってきた”と似ていますが、扱う商品が多様化してそれまでの状態ではお客様にとって購入が不便であるという場合や、顧客管理・在庫管理・発送業務などに支障が生じているという場合はリニューアルを検討しましょう。

なんとか業務側でシステムに合わせることで作業をしている、という状態でも無理を続けること自体が損失につながることもあり得ます
無理矢理30分かけていた作業が15分になれば、15分のコストが浮くことになります。
毎日の作業だとしたら1ヵ月で300分(5時間)のコスト削減につながりますので、現場からの困りごとがネットショップ・ECサイトが原因の場合は、解消できるように考えていきましょう。

売り上げが伸び悩んでいる

売り上げが伸び悩んでいるイメージ

明確に何が原因という事はありませんが、様々な要因で売り上げが下がってきた・伸び悩んでいるという場合は、問題点を明確化しリニューアルで解決しましょう。

この場合はただリニューアルをするのではなく、原因となっている問題を解決することを目的にして進めていきましょう。
時には上記全ての要因が絡み合っている可能性もありますが、そのままにしても改善しない状態であれば放置しておくことが損失につながります

新たなデザインにしていくことで新たなお客様との出会いにつながることもあるので、まずは直していきたい問題を捉えるところからスタートしましょう。

リニューアルの際のポイント

せっかくネットショップ・ECサイトをリニューアルしたのに「前の方がよかったな~」となってしまうと悲しいですよね。
ただ漠然とデザインを変える・システムを変更するというのではなく、有意義なリニューアルにするためにも、まずは4つのポイントを意識してください。

リニューアル目的 / 目標の明確化する

リニューアルのため目的 / 目標を洗い出すイメージ

まずは「なぜリニューアルするのか?」ということを意識しましょう。
これは”何が問題になっていてリニューアル(改善)を行うのか”が曖昧だと、リニューアルを行っても問題が改善されない可能性があるからです。

例えば、
・お客様にとって使いにくいデザインだから
・顧客管理や在庫管理に支障が生じているから
・商品イメージを刷新するから
というこれら3つは、取り組むべき点や方向性がそれぞれ異なります。
そのため、目的や達成したい目標を明確化することで方向性を整えるのが重要となります。

また、あれもこれもと欲張って盛り込んでしまうと、かえってやるべきことが達成できない状況が発生しかねないため、やること以上にやらないことを決めることも大切です。
重要な課題に向かって集中的に取り組み、大きな改善につなげていきましょう。

運営を行っている現場の声を取り入れる

様々な声を吸い上げるMTGのイメージ

ネットショップ・ECサイトは様々な業務が組み合わさって運営されています。
接客を行っている販売員の方、お客様の声を直に聞いているカスタマーサポートの方も含め、改善点を広く吸い上げていくことが重要です。

特に、お客様からのお問い合わせが多い箇所は使いにくい可能性も高いので、リニューアルの際に改善を検討してみましょう。
また、リニューアルにより顧客管理 / 在庫管理 / 発送業務などのバックエンド業務に支障が出ないよう、現在の運用と今後の運用のすり合わせは行っておきましょう。

新サイトへの移行がスムーズにできるように準備する

新サイトへの移行に備え資料を確認するイメージ

これまでのお客様の情報や商品情報について問題なく移行が行えるか、フロントエンド業務 / バックエンド業務に問題が生じないかなど、確認を行いましょう

顧客情報の移行が上手くいかず、リニューアルした際に突然「既存の会員様も再度会員登録をお願いいたします」となったり「今までのポイントについては無効となります」となったら、お客様が離れる要因にもなります。
商品情報に関しても移行に際して登録作業が必要であれば、前もって作業時間をスケジュールに組み込んでおきましょう。

リニューアル前後で行うべき作業を洗い出す

リニューアルに向けチェック作業を行うイメージ

リニューアルを行うことをあらかじめお客様へ告知する、トラブル対応を想定して以前と異なる点を把握し周知しておくなど、リニューアルの前に行える準備をできるだけ進めておきましょう。

また顧客情報の移行についても、例としてお客様各自でパスワードの変更などが必要な場合があります。
そういったお客様に作業をお願いしなければいけない点はあらかじめお伝えし、必要があればリニューアル後のサイトでも案内を掲示しましょう。

まとめ – リニューアルのタイミングっていつ?

ネットショップ・ECサイトのリニューアルのタイミングは、会社のホームページ(コーポレートサイト)でのリニューアルと違う視点も必要になります。
総じて、下記の点がタイミングとなります。

・システムが古くなってきた
・デザインやシステムが現状の事業に合わない / ブランドイメージを変えたい
お客様にとっても自分たちにとっても不便になった
・売り上げが伸び悩んでいる

もちろん、スマホ・タブレット対応ができてないことや購買意欲を損なうほど古いデザインであれば改善の必要はありますので、一度検討してみましょう。

リニューアルを行う際は下記のポイントに取り組むと、よりよいリニューアルとなります。

・リニューアル目的 / 目標の明確化する
・運営を行っている現場の声を取り入れる
・新サイトへの移行がスムーズにできるように準備する
・リニューアル前後で行うべき作業を洗い出す

リニューアルでお困りなら、まずはコムラボへご相談ください!

株式会社コムラボのロゴと社内遠景

ネットショップ・ECサイトのリニューアルは扱う情報も多く、時には規模の大きなものとなります。
そもそも現在の課題がリニューアルで改善されるのか?どのような視点で改善をおこなっていくべきなのか?など、お困りの点がありましたらコムラボまでご相談ください

コムラボはネットショップ・ECサイトを運営していた経験があり、ノウハウを活かしたサポートが可能です。
ネットショップ・ECサイト制作 / リニューアルに限らず、お悩みごとはぜひ一度ご相談くださいませ!