これを感じたらすぐ検討!会社のホームページ(コーポレートサイト)リニューアルのタイミング
以前の記事で、会社のホームページ(コーポレートサイト)のリニューアルのタイミングについて解説いたしました。
その中では、デザインが古くなった場合 / 機能性が低下した場合(使いにくい・見にくい) / スマホ・タブレット対応ができていない場合というタイミングを紹介しましたが、今回は会社のホームページ(コーポレートサイト)を運用している中で感じる具体的なタイミングを紹介いたします。
実際に管理・運用している中で、技術面・デザイン / トレンド面・運用面の3つの視点から感じるシーンを紹介しております。
普段から感じている点や、管理 / 担当をしている方から挙がる声が似通っていたら、一度リニューアルを検討してみてください。
技術面から感じるリニューアルのタイミング
これらはホームページの管理を専門的に行っている方が感じやすいポイントです。
専門的な視点からの意見なので、他の方が気付けない点に気付いている可能性が高いポイントである、とも言えます。
普段「技術的な話は分からないから…」と意見に距離を置いてしまっていた場合は、なぜそのポイントが良くないのか?どうすれば改善できるか?など、一度課題を伺ってみましょう。
セキュリティに問題がある
ホームページを管理するシステム(CMS)が古く、セキュリティ対策のための更新も止まってしまっている場合はCMSを変更するなどのリニューアルが必要なタイミングです。
ホームページが改ざんされてしまったり、直接の被害でなくても別のサイバー犯罪の踏み台にされてしまうなどのリスクがあるため、おろそかにできないポイントです。
また、ホームページを表示するためのドメインの管理や、ホームページの通信を暗号化して保護するためのSSLの管理(SSL証明書の管理)ができていない、などの場合も、管理体制を改めるためにリニューアルも必要となるかもしれません。
アクセシビリティの改善ができない
ホームページを見る全ての人が支障なく情報を得られるようにすることを”アクセシビリティ対応”と言いますが、障害者差別解消法改正のためホームページについては2024年6月よりアクセシビリティ対応が義務化されるのではないかと言われています。
多くのホームページがある程度調整を要すると思われますが、このアクセシビリティの調整が技術的な問題により行えない場合などは、リニューアルを検討するタイミングかもしれません。
アクセシビリティに限らずホームページのコンテンツに改善の余地や必要性を感じるが、技術的な観点から対応ができない箇所が増えてきた時は、抜本的な見直しのタイミングと言えるでしょう。
SEO対策 / 分析ツールの運用・導入に問題がある
アクセスやお問い合わせの数・広告の効果などを見える化するためのツールや、SEO対策のために使うツールなどが導入ができない場合は、ホームページの運営に支障をきたしています。
ホームページ・広告の効果を最大化するためにも、これらの数的データを見えるようにしておくことは重要です。
併せてホームページの数的な管理を行う際に最適化・改善ができそうだと分かっているのに、技術的な問題があり取り組めないといった、複数の問題が重なる場合はリニューアルで対応することができるか検討してみましょう。
ホームページ管理 / 機能に問題がある
ホームページの表示が遅い・Googleからの評価が低いなど、検索エンジンからの評価に関わる部分で問題があるにもかかわらず対応ができない場合は、コンテンツの改善や広告の効果が最大限に発揮できません。
他にも、バックアップが取得できない・データの復元ができないなど非常時の対応に困難があるといった場合も、リスクを抱えていると言えるでしょう。
チャットボットやお問い合わせフォームのreCAPTCHAなど、新しくホームページに付与したい機能が導入できないなども重なるようでしたら、改善のためのリニューアルを検討してみましょう。
デザイン / トレンド面から感じるリニューアルのタイミング
ホームページの見た目に関わる点は、知識や専門性を選ばず全ての人が感じる・気づくことのできるポイントとなっています。
それぞれの人の好みもありますが、多数の人が違和感を覚えるものは客観的にあまり好まれないと考えることも出来ます。
特に若い方はSNSやスマホでのデザインに慣れ親しんでいるので、改善のポイントに気付きやすいでしょう。
普段から気楽に感想・意見を発信できるようにしておくと、改善も早いタイミングで行えるかもしれません。
たびたび”ダサい”と感じる
ホームページを見た時にダサい / 古臭いと感じることがあり、それが意図的に与えたい印象ではない場合、そう感じる人が複数いる場合は一度デザインを見直すタイミングです。
レトロデザインを意識しあえて古く見せたい場合は別ですが、そうでない場合は古臭さが良い印象になることはほぼありません。
また、競合他社と比べた場合に古く感じる場合も競争力を削ぐ原因になりかねませんので、デザインを改善できないか検討しましょう。
デザインについては個人の好みがありますが、個人の感性によるものか判断するには他社と比べてどうであるか(他社研究・競合調査)を確認してみましょう。
情報発信に問題や障害がある
InstagramやFacebookを用いて広く情報発信をしているのにホームページに記載が全くない、もしくはよく探さないと気付かないといった状態は、SNS運用の効果を半減させてしまいます。
他にも、SNSでの拡散を狙った記事やコンテンツを作っているのにシェアがしにくい状態となっていれば、記事やコンテンツの効果が半減してしまいます。
昨今はユーザーがどのような気持ちになるか / ユーザーにとってどのような体験になるのかといったユーザー体験(UX)が重要視されています。
ユーザー体験(UX)を考慮した作りになっておらず、ユーザーにとって不便で情報を得にくい状態になっているようであれば、解決に向けた取り組みを行いましょう。
伝えたい内容が伝わらないと感じる
現在の事業 / サービス / 商品が以前とは変化してきていたり、ホームページのデザインがそれらと嚙み合わないものとなっているのであれば、イメージが一致するように改善しましょう。
食品を扱っているのに文房具を扱っているようなデザインだったり、化粧品を扱っているのにキッチン用品をイメージさせる色使いだったり、といったちぐはぐな状態では事業 / サービス / 商品のイメージが正しく伝わりません。
また、タブレット・スマホ対応自体は出来ているものの、スマホユーザーから見た際に情報が読み取りにくいになっているなど配慮が足りていない場合も、ホームページを見ることを諦めてしまう可能性があります。
他にもコンテンツのワードチョイスが古い・載っている画像が古く画質が悪いなど、ユーザーに魅力を伝えられる状態でない場合は改善に取り組みましょう。
運用面から感じるリニューアルのタイミング
実際にホームページを更新・管理している人が感じやすいポイントは、単純にホームページを見ているだけでは気付かない場合があります。
しかし毎日の作業に関わる部分ですので、改善することでホームページが良くなるだけでなく、作業効率を改善して時間的なコストの削減につなげることも可能です。
つい「この作業ってこういうものだし」と思い込んでいる場合も、もっと楽にできないか、もっと改善できないかを一度考えてみると、大きな進歩につながるかも知れません。
管理や運用、更新作業でトラブルが多発している
ホームページを見ているときや更新するときにエラー・バグが頻繁に発生していたり、見られない時間が多い場合、機会損失につながっています。
対応を怠ると時には会社が倒産したのでは?と思われる要因になったりもします。
更新作業を行う際にミスが発生しやすく、作業する人にとって複雑すぎるなど利便性が低い場合も時間的なコストの損失につながります。
トラブル対応やメンテナンスにかかる時間が増えている場合は、そういったことが発生しないように改善へ取り組んでいきましょう。
更新が不便で時間がかかる
先ほど挙げた利便性が低い状態に関連しますが、更新作業に時間がかかる割に更新したページやブログ記事のデザインが魅力的に見えないといった場合も、時間的コストに対して効果が低い状態となってしまいます。
もっと豪華で魅力的なコンテンツにしたいのに、更新する際の自由度が低く思ったような更新ができないというのも、更新作業の効果が半減してしまいます。
また、作業をどのように行うかによりますが、スマホから更新ができない・Macから更新ができないなど、要望やお悩みの声が挙がったら、改善ができないか検討してみましょう。
ホームページを把握しきれていない
ホームページの中にあるページを図式化したものをサイトマップといい、これはサイトの全体像を指しています。
このサイトマップ(サイトの全体像)が把握できていない場合、もしくは現状のホームページの状態が手元の資料と大きく異なっている場合は、ホームページがごちゃごちゃになっている可能性があります。
ホームページのどこにどういった内容のページ / コンテンツがあるのか分からない、本来必要のない古いページが残ってしまっているなど、全体的な管理が困難な場合は、リニューアルを通じて整理整頓することも改善の方法となります。
効果測定ができずホームページや広告の数的な把握ができない場合やホームページの運営方針やターゲット / 目的が分からないといった目的が把握できない場合も、リニューアルを含めた改善を検討するタイミングとなります。
管理している人・チームが変わった
ホームページの運営方針やコンセプトを知っている当時の担当者 / チームが社内におらず、資料も残っていない場合、ホームページの役割や目的がブレたまま運用されている可能性があります。
ルールやマニュアルが無くなってしまった(もしくは最初から無かった)場合も同様なりますが、このような状態だと運用する際の判断 / 決定ができずに困るシーンが増え、ホームページが役割を果たせないままなんとなく運用される状況が続いてしまいます。
そういった場合は、まずは現在必要とされている目標や目的を確認し、それらに合わせたホームページとなるようリニューアルすることが必要となります。
社内に限らず社外の問題として、管理を担当している業者が変わってしまったといったことも、運営に支障が出る要因となります。
ホームページの運用でお困りなら、まずはコムラボへご相談ください!
様々なシーン・ポイントをお伝えいたしましたが、リニューアルをする / しないに関わらず、感じた違和感をそのままにしないことが大切となってきます。
普段から不便さを感じている、デザイン改修の必要性を感じているが改善の取り組みに移れていないなど、お悩みのまま止まってしまっている場合などはお気軽にコムラボまでご相談ください。
もちろん、採用を強化したい・商品の魅力を最大限伝えたいなど、役割に基づいてホームページを制作することも可能です。
リニューアル / 新規制作 / 更新作業まで、貴社のホームページをさらに魅力的にできるよう、スタッフ一同努めてまいります。