ネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)について – Amazonのご紹介
前回、ネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)のSTORESをご紹介させていただきました。
今回は、ECモールとして有名なAmazonをご紹介します。
以前ご紹介した楽天市場もECモールですが、Amazonは楽天市場と少し異なる点もあります。
楽天を紹介してる記事リンク
楽天市場もAmazonも国内でトップクラスの流通金額となっています。
特徴やメリットなど踏まえ、この記事がショップ運用のお役に立てば幸いです。
Amazonについて
Amazonは1995年にオンライン書店としてのサービスを開始しました。
世界でもトップクラスのECモールであり、国内の流通金額で2位となっています(国内1位は楽天)。
AmazonではAmazon自身が仕入れ・販売を行っている商品と、出品者がAmazonマーケットプレイスで出品した商品の2パターンの商品があります。
現在はAmazonマーケットプレイスの方が割合が大きくなっており、個人や企業を問わずに活用されています。
Amazonの特徴として、多くのECモールはショップが出店を行いオンライン店舗として販売を行いますが、AmazonではECモールへ商品を出品する形態をとっています。
そのため商品が既に出品されている場合は手続きが簡単になることや、小規模・個人でも気軽に商品が出品できる点などが特徴的です。
世界的な展開をしているECモールのため集客力が秀でており海外販売も展開しやすいなど、Amazonならではの特色・魅力があります。
費用・サービス内容について
費用については小口出品と大口出品の場合で異なってきます。
※費用についてはサービス変更に伴い価格が変動する場合があるため、詳しくは最新の情報をご確認ください。
(下記は2023年9月時点の内容となります)
小口出品の場合、商品が1つ売れた場合に100円の費用が発生します。
大口出品の場合は販売数に関係なく、月額4,900円となっています。
そのため、月の販売数が49点以上となる場合は大口出品の方が月額のコストがお得になります。
販売手数料は商品カテゴリごとに異なっており、おおよそ8%~15%となっています。
小口出品・大口出品を問わず、販売手数料は変わりません。
運営サポートとして、Amazonでは商品の管理 / 梱包 / 出荷 / 配達 / 返品対応を代行してくれる”フルフィルメント by Amazon(FBA)”というサービスを提供しています。
ショップの運営リソースが不足している場合でもFBAを活用することで負担を減らしつつAmazonでの商品運用が可能となっています。
メリット / デメリット
下記はAmazonの全てを表すわけではありませんが、ECモールを選ぶ際の参考になるポイントとしてメリット / デメリットを記載しております。
サービスの変化により内容が変わる場合もありますのでご注意ください。
メリット
世界的なECモールのため集客力は非常に高く、一番の魅力といっても過言ではありません。
国内では多くの人が楽天かAmazonを利用しているため、出品するだけでも人目に触れるチャンスが増大します。
また、既に出品されている商品でもバリエーションを設定したりセット販売にすることでオリジナルの販売が可能なため、工夫次第で価格以外の差別化も可能となっています。
自社のオリジナル商品も手続きをすれば出品可能なため、独自ブランド商品の取り扱いも可能となっています。
海外への販売についても”Amazonグローバルセリング”を活用することで可能なため、越境ECが行いやすいこともメリットです。
FBAに代表される運営サポートを活用することで、リソースを補いつつ幅広い展開が可能となっています。
【 メリットまとめ 】 ・世界的な集客力の高さがあるため出品するだけで人目に触れる ・既製品でも差別化ができ、オリジナル商品も出品可能 ・越境EC / FBAで人手をかけずに様々な施策が可能となる
デメリット
Amazonは1カート1商品という仕様があり、同一商品の場合単一の出品者からしかカートに入らないようになっています。
商品を表示する場合は独自のアルゴリズムで”売れそうな商品”を優先して表示するため、優先表示されなかった場合他社に同一商品でカートをとられてしまう可能性があります。
ECモールには付き物ですが、同一商品・同カテゴリ商品は価格競争に晒されやすいことがネックです。
また、店舗として出店しているわけではないので商品ページなどはオリジナルデザインにはできません。
掲載する画像や商品説明などは調整できますが、独自のブランド訴求は難しいものとなっています。
基本的な月額費用は安くなっていますが、各種サービスは別途手数料が発生する場合があります。
例えばFBAで大きな商品を取り扱ってもらう場合、かつなかなか売れなかった場合は保管料がかさむ可能性があるので、コストとしてどこまで許容できるかを見極める必要があります。
【 デメリットまとめ 】 ・"売れそうな商品"に選ばれないと負けやすく、価格競争に巻き込まれやすい ・オリジナルデザインやカスタマイズは不可 ・各種サービスは別途手数料が発生する
まとめ
Amazonは世界トップクラスのECモールで、個人や企業を問わずに商品の出品が行えます。
既に出品されている商品の場合は出品手続きが容易になっており、オリジナル商品も手続きを行えば出品が可能です。
集客力は抜群のECモールのため、出品するだけでも人目に触れる機会を増やすことにつながります。
ただし、Amazonは”出店”ではなく”出品”を行っていくECモールのため、独自のブランド訴求は難しい点は注意しましょう。
越境ECにも強く、リソース不足に対応するFBAといったサービスも提供されているため、うまく活用することで幅広い展開が可能となってきます。
楽天と同じく、自社のネットショップ・ECサイトと並行してAmazonへ出店している企業・店舗も多くみられますので、自社ECと並行した活用も検討してみてください。
Amazonへの出品やデザイン制作 / ショップ構築についてはコムラボまでご相談ください!
コムラボはネットショップ・ECサイト制作だけでなくショップ運営の経験・ノウハウもあります。
新規開業・リニューアルを問わずご依頼をお受けできますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。
ネットショップ・ECサイトについてのお困りごと / ご不安 / 課題を解消できましたら幸いです。