ネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)について – Shopifyのご紹介
前回、ネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)のMakeshopをご紹介させていただきました。
今回はShopifyをご紹介します。
Shopifyは従来のASPと異なった特徴を持っており、独自の構築・運用が可能となっています。
特に独自のカートシステムでネットショップ・ECサイトを構築したい方や今後の運営において機能拡張を段階的に行う計画がある方にオススメです。
この記事の情報が少しでもご検討の参考になれば幸いです。
Shopifyについて
Shopifyはカナダ発のネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)です。
2004年より全世界175か国に向けてサービスを発信しており、170万件以上の店舗がShopifyを利用しており、ECサイトのパッケージとしてはWoocommerceに次ぐ世界第2位のシェアとなっています。
特徴的なのがShopifyアプリを利用した機能拡張ができる点です。
月額の費用はShopify自体の月額料金とアプリごとに発生する費用のため、使わない機能に費用が掛かる、という事はありません。
特に開設したネットショップ・ECサイトを今後成長させる前提であったり、成長に合わせて機能や施策を拡張していく場合にはピッタリのASPとなります。
既存のASPやモールでは機能不足で、カートシステム自体を独自構築しないといけないかも!という場合はShopifyで実現可能かを確認してみるといいかも知れません。
費用・サービス内容について
標準的なプランはベーシックプランとなっており、さらに上位のプランもあります。
※費用についてはサービス変更に伴い価格が変動する場合があるため、詳しくは最新の情報をご確認ください。
(下記は2023年9月時点の内容となります)
円・ドルのレートにより費用に変動がある点に注意が必要ですが、ベーシックプランは月払いでは33米ドル/月、年払いでは25米ドル/月となっています。
販売数が月に50件以下の場合は販売手数料が無料で、51件目以降販売手数料に関しては販売価格の1%(最大99米ドル)となっています。
初期費用が不要(0円)である点も含め、基本的料金は安価に収まっています。
先述したShopifyアプリを利用した機能拡張が他のネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)との最大の違いになります。
基本機能に搭載されていない機能や販売方法もShopifyアプリを導入することで実現可能となるため、予約販売・定期販売・まとめ買いによる割引・ポイント制度など、特徴を持たせたネットショップ・ECサイト運用を行うことができます。
そのほか、多くの国にサービス展開をしていることから多言語対応や越境ECに関しても対応しやすいことが、他のASPと比較した際の魅力となります。
メリット / デメリット
下記はShopifyの全てを表すわけではありませんが、ネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)を選ぶ際の参考になるポイントとしてメリット / デメリットを記載しております。
サービスの変化により内容が変わる場合もありますのでご注意ください。
メリット
一番はShopifyアプリによる機能拡張となります。
他のネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)では、あらかじめ決められた機能以上のことが実現できないケースが多いですが、Shopifyの場合はショップの成長に合わせた柔軟な機能拡張が可能となっています。
実店舗の在庫データと連動できる「Shopify POS」など、バックエンドの運営を円滑にできる機能やShopifyアプリもあります。
月額料金も安いことから、小規模なネットショップ・ECサイトでも導入しやすいことが魅力です。
決済方法についてもクレジットカードやコンビニ決済以外にもキャリア決済・Amazon Pay・楽天Payなど数多くの方法に対応できるため、大規模な機能拡張を予定していなくても得られるメリットがあります。
先述しておりますが「自社独自のカートシステムを一から構築しないといけないかも!」という場合には、Shopifyで実現可能であったりコストが抑えられるケースもあるため、カスタマイズ性の高さが頼もしいASPとなっています。
【 メリットまとめ 】 ・Shopifyアプリによる柔軟性の高い機能拡張 ・月額料金が安く、基本機能だけでも魅力的な点がある ・独自のカートシステム構築と比肩するほどに機能を強化できる (他、無料体験が可能であったり管理画面が分かりやすいなどのメリットがあります)
デメリット
Shopifyアプリの費用は月額料金と別途で発生するため、利用するShopifyアプリが多い場合は最終的に月額の費用が高くなります。
Shopifyアプリが日本語対応でない場合やサポートが英語で無いと受けられないなどのケースもあり、運営・運用の際に英語での対応が一部必要となります。
また、カスタマイズに関してかなり自由度が高い反面、専門的なカスタマイズにはHTML・CSS以外にLiquidという記述の知識も必要となります。
頻繁にアップデートがあり便利になっていく反面、細かな仕様が変わりやすく、カスタマイズ面での保守・更新については学習コストがかかる点は否めません。
※弊社(株式会社コムラボ)ではLiquidの知識が必要となる範囲も構築可能です、お気軽にご相談ください
【 デメリットまとめ 】 ・Shopifyアプリを多用すると費用が高額になる ・英語での対応や日本時間でない対応などが発生する場合がある ・専門的なカスタマイズは他のASP同様(もしくはそれ以上に)難易度が高い
まとめ
Shopifyは世界的に普及しているネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)で、Shopifyアプリを用いた機能拡張性が特徴です。
従来のASPと違いショップ独自の機能の組み合わせや管理が可能なため柔軟性に富む反面、Shopifyアプリによるカスタマイズが多いと月額費用がかさみます。
他ASPよりも拡張性やカスタマイズの面は非常に優れているため、独自のカートシステム構築が必要な規模や運営状況になった際は強力な選択肢となります。
反面、月の売り上げが低いスモールビジネスだとあえて選ぶ優位性は低いため、何を優先したいか・どういった機能を活用したいかを検討材料に考慮していくといいでしょう。
ネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)についてはコムラボまでご相談ください!
コムラボはネットショップ・ECサイト制作だけでなくショップ運営の経験・ノウハウもあります。
新規開業・リニューアルを問わずご依頼をお受けできますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。
ネットショップ・ECサイト作成サービス(ASP)のお困りごとを解消できましたら幸いです。